お知らせ
末端ガス栓の“誤設置”による事故の防止について
当工業会ではLPガスの事故の未然防止対策、並びに供給機器に係わる安全高度化について鋭意検討中でございますが、このたびその一環として液化石油ガス用末端ガス栓(ヒューズガス栓・可とう管ガス栓)に関し、下記の対策をとることといたしましたのでお知らせいたします。
1.対策
@可とう管ガス栓のつまみを「水色」に変更
「可とう管ガス栓」と「ねじガス栓」は、性能や耐久性が異なるにもかかわらず、外観が類似しているため、誤って設置されるケースがあります。誤設置した場合、誤開放によるガス漏れや流量不足による燃焼不良等につながる恐れがあるため、目視判別できるよう可とう管ガス栓のつまみを色分け(水色)します。
なお、機器接続ガス栓(燃焼器具に直接接続するガス栓)に関しては、誤設置される恐れがないため対象外とします。
Aヒューズガス栓のON・OFF又はガスコンセントへの切替
誤開放による事故を防止するため、ヒューズガス栓の多重安全構造により、安全精度を高めることと致します。
多重安全構造とは、第一につまみが中途開(半開)状態ではガスが使用できない構造を有したガス栓でON・OFFヒューズガス栓、リターン式ヒューズガス栓、ガスコンセントがあります。第二に大量にガスが流出した時は、ヒューズ機能が作動して瞬時にLPガスを止める構造です。
2.実施時期
平成20年10月製造分より順次変更します。
※但し、各メーカー及び市場の在庫品状況等により従来品の販売や期限を制限するものではありません。